特別企画終了
グガハハハハ。という訳で温泉企画はここで打ち止めだ! 少し短めだが、なかなかセクシーな企画ではなかったかね?
「ぶち殺すぞクソ地の文野郎」
ム? せっかく用意したサービス回なのにやけに過激な発言だな、魔王。
「女っぽいキャラあんまりじゃねぇか。なんで女っぽいモノマネを男っぽいキャラとか変な造形のキャラばかりにやらせるんだ。こういう時こそサキュバスとかエルフとかの出番だろうに!」
エルフは過激すぎる行為をしたから出入り禁止にした。サキュバスは周囲の性欲を高めてしまうのを恐れて自らキャンセルした。姫は別に良かったそうだが、ミミックが必死に交代を願い出たのでそれに応じた。
「女と確定したキャラ出さなきゃ、もはやサービスとしての役割をなしてないだろ!?」
男の温泉回もサービスとしては人気だろうから大丈夫だ。
「乙女向けサービスを我に提供すんな……! そういうのは悪役令嬢っぽいコンテンツでやっとけよ!?」
別に良いではないか。もしかしたら男っぽい種族名だけで実は女性が多いのかもしれんぞ? なんなら逆に貴様が女になれば問題はない。この小説は設定も緩いんだし、今さら性別を変えてもバレはしないだろう。
「それだけの事で我の性別を決めてたまるか」
「いやぁ、いい湯でしたね皆さん。私も別の大浴場を堪能させていただきました」
「おい側近。お前はこの理不尽な役配置になんとも思わないのかっ!」
「すみません。その批判をやったら性別が特定されそうので、したくないんです」
「はぁ?」
「ほら、私って『初期は男性を想定してたけど、途中からヒロイン的ポジションに適役だと気づいたので性別をわざと曖昧にし始めた』キャラですし。ここで男性っぽい発言したら、書籍化をオファーされた際に適切なヒロインポジションを置くのが難しくなるんです」
「ありもしない書籍化を想定して設定をわざと緩くするとか、アホの極みだな!?」
「WEB小説をピンポイントに長々とモノマネしてる時点でアホの極みですよ」
グガハハハ、見たか魔王。この適当さがアホの極みのWEBモノマネワールドの神髄だ。貴様も早くロリやらショタの属性を付けなければ、書籍化の際に出版社側の趣味が織り交ざった設定を付与させられるぞー? もしくはどっかのラジオで某声優が「魔王様はショタ属性持ちだといいなぁ♪」とか言われて、指示された後付け設定が付くかもしれんぞー?
「そんなよく分からん媚びを売るためだけに、サクッと外見変えたりせんわっ……! えぇい、不愉快だからとっとと本編に戻れ!」
「分かりました。では本編に戻りましょう。あと、この大会をご愛読中のショタコンの皆さんは『この魔王はショタ』だとか考えながら見ると楽しいのでおすすめです」
「読者の脳内補完を勝手に捻じ曲げようとするな! 我はショタじゃないからな!?」
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