第95話:描写の書き方~文法を守る
初心者によくあるミスで、描写の暴走というのがあります。
一生懸命に雰囲気をだそうと描写をするのだが、内容が伝わらない現象です。
原因は、今まで書いてきた内容にもあるのですが、その他に「主語と述語が対応していない」「主語がわからない」「修飾語がどれを修飾しているのかわからない」など、非常に基本文法的な問題がある場合も多いようですね。
落ちついた文体の時は、正しく書いている場合も多いので、多くは推敲不足でしょう。
少なくとも、主語はなにで、述語と結びついているのかは確認しなくてはいけません。
まあ、描写どうの以前の問題ではあるのですが、関連することなので書いておきます。
これをやらかしてしまう人は、まず描写文ではなく説明文だけで小説を書いてみるとよいでしょう。
あとで、適当な割合の説明文を描写文に変換していくのです。
これならば、ベースたる説明文があるので、暴走しにくいと思います。
また、意外と全体のバランスがとりやすい利点もあるでしょう。
やってみると、「おお。意外によくなってね?」と思えるのではないでしょうか。
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