第57話:感想をもらう方のマナー
「我想う故にカンソウ」で私が書いた感想を妻が見て、「懐かしいわね」ともらしました。
私が小説を本格的に書き始めたのは、まだインターネットもないパソコン通信時代。
当時の「角川コンプティークBBS」という小説の掲示板でした。
妻と出会ったのも、そのBBSです。
そこでプロの方や編集の方と知り合い、いろいろと指導を受けていました。
そう。まさに私が今回、カンソウに書いたような内容と同じようなことが、そのBBSで展開されていたのです。
今は当時と違って、インターネットで多くの情報が公開され、そう言ったノウハウも簡単に調べることができます。
ですから、感想を読んでもらいたい人は、まずそういうノウハウを調べましょう。
記号の使い方、段落、文章の書き方など、いくらでも情報はあふれています。
すべて完璧にマスターしろという話ではありません。
少なくとも、最小限のことは学んでおけるはずです。
趣味ならいいんですよ。
でも、プロになりたいなら、「独学だから」は言い訳にならないことを注意しましょう。
勉強をせずに、「行き詰まったから読んで」は相手に失礼になりかねません。
そして、初心者は基本ルールを守ることです。
「いや。オレのポリシーはこうなんだ!」
そういう人もいるかもしれませんし、また時代的に過去のルールの中には無意味になり、新しいルールとなったものも多くあります。
Webラノベで流行の空行もその一つでしょう。
しかし、まずは基本です。
基本をきちんと身につけてから、新しいことを始めましょう。
前に別のことでも書きましたが、主義主張は売れてからでもできます。
そして、あまりルール無視の小説を送ってこられても、感想を書く方も困ると言うことを考慮しましょう。
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