第77話 チャットストーリーと電車男の違い
おっす野次馬っす。
前回書いたチャットストーリーだが、別に日本でも電車男があったのでは?と、藤浪君からコメで指摘があった。
でも、俺は「何かが微妙に違う違和感」を感じたので、ちょっと分析することにした。
まず、創作新形式の「チャットストーリー」って何だ?たまたま猫山さんところでpixivが紹介されてて、俺、踏んだのがこれ。
https://www.pixivision.net/ja/a/3515?utm_campaign=nologin_member_illust_medium&utm_source=pixiv.net
俺がえろチャット企画でやろうとしたことに似てる。
で、日本にもすでに「電車男」があったんじゃないか、というのでその違い。俺の認識間違ってたら、ご指摘プリーズ。
電車男 〜2ch発祥、つぶやきから始まった。のちにテレビ化など大ブーム。実況系。
チャットストーリーは最初から、2人のチャット形式で物語を作る。
電車男の場合は、参加者に「物語創作に参加」している意図があったかどうか。2chだから暇な人らの「何気ない雑談:相談」と俺は思う。別に創作スレじゃないんじゃないの。
電車男は「書くこと」について、そこまでこだわってる人たちじゃないと思う。単に面白い展開だから意見を書き込んだだけであって、誰かが後でそれを見て、小説化とかテレビ化とかするために書きこまれていったわけじゃない、多分。
2chの場合、俺詳しくないけど、「ウォッチしてて面白い」というのが大前提だから「おお、神スレ、これからどうなるの?」的な。それこそ「野次馬的な構造でたまたま構築されることになった物語」と俺は思う。
多分、チャットストーリーは最初から、チャットが目的じゃない。創作が目的。出来上がってくるものを楽しみにそれぞれが書く。その辺りが違うとこなんじゃないかな。電車男はあくまで、「事実を追っかけて報告していく系」。面白い物語創作のためにフェイクを参加者が織りまぜても良いチャットストーリーとは微妙に違うんじゃないか。だいたい、最初から「存在目的」が違う。たまたまできた面白い物語が電車男。チャットストーリーは面白い物語を複数人数で作り上げるための創作の技法。
まあ、いろんなチャットストーリーがあるかもしれないし、俺の電車男に対する認識が間違ってるかもしれない。(電車男は俺の中でもう風化してて、中身を詳しく覚えてもいない。)
まあ、でも、面白い指摘とは思う。確かに電車男はチャットストーリーと「ネット上の創作物:新ジャンル」っていう意味では似てるかもしれないから。
でも俺、「明日妻が浮気します」と「電車男」をごっちゃにしてるかも。この2つならとても似てる。ネットの2ch住民に相談していくことによって紡がれる物語。チャットストーリーもテーマによっては全く同じことになるだろうな。
チャットストーリーであっても、何かフェイクな問題を問題提起して、参加者に解決法を募れば。そういう意味では確かに「同じ」。そうなると、知恵袋なんかでも既に発生してる。架空の相談話に参加者が真面目に答える図式。これらは「新しい創作法の1ジャンル」となったと言えなくもない。
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