No.2296.路傍の石ころ以下

心配なのは どうしようもなくて

本人が 大丈夫だと言っても

心配なのは 変わらない

例え 路傍の石ころ以下にしか 思われてなくても


この圧し殺した恋心

いつか 自分が破綻する

そんな事はわかってる


ハングドマンだから


他にどうすればいいのかわからない


溢れそうな感情

零れそうな恋情

狂いそうな心情

暴れそうな熱情


刑死者は 吊られたままで

死を ただ 待つばかり


心配なのは どうしようもなくて

本人が 大丈夫だと言っても

心配なのは 変わらない


ハングドマンだけど


吊るされている事すら覚束無い


溢れそうな感情

零れそうな恋情

狂いそうな心情

暴れそうな熱情


吊られる事すらままならない

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