No.1730.夏

目のやり場に困る彼女達の服装

嫌でも体のラインがわかるし

透けて若干みえてるしね


年相応に興味はあるけど

もうすぐ夏休みになる

勉強はあまり得意ではないし


さぼって一人街を歩いて

どっかの奴に からまれ殴りあう

ちょっと頬が 切れたまま

昼休みに 学校に辿り着いた時

驚いた目でハンカチ差し出された

恋する夏がはじまるのか


返す為の タイミングつかめず

こんな事だちにも言えないし

からかいつつも助言はアリガタシ


あれからいつも通り目が合うだけ

そういえばお礼も言ってねぇ

礼儀知らずとか思われてそうだ


情けねぇ 本当 情けねぇ

今日こそ 覚悟を 決めたぜ

終業式は 明日だし

帰り際 声をかけて伝えてみた

アリガトウ 君はびっくりしたままで

恋する夏がはじまるのか

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る