No.1713.星

いつものセブンで煙草買って帰路に着く

毎日繰り返される

ドアを開ければ飛び込んでくるのは寂しさ

君がいた頃は側にいなくても

そんな事は感じなかった


窓から通り過ぎる風達

有りもしないその薫り

必死に探していた


窓から眺めた夜空には輝く星達

君もまたこの星の下で 苦しんでるのだろうか


静まりかえったあの海で二人眺めてた

カストルは六重連星

この季節はみえないけど ポルックスと共に

君をあらわす双子座の星だね

ほら アンタレスがそこだ


声が聞きたくなったあの日

願いは叶う事もなく

逢えずの催涙雨


窓から眺めた夜空には輝く星達

君もまだこの星の下で 悲しんでるのだろうか

煙草に火をつけて眺めた

ベガ アルタイル デネブ 夏の大三角形が輝く

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る