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No.1696.往路-ticket of airplane-
久しぶりにまともに眠れるかと思ったが
世の中そんなに甘くはなかった
この心支配する 異国の地のオマエ
オレにまたがり 恍惚の表情
そんな夢視ちまったから
リアルすぎる生々しさと
あまりの気持ちよさとで目が覚めた
携帯の液晶見てみれば三時間しかたってない
かといって二度寝も出来そうにないし
とりあえずコーヒーいれて一服していた
未だに酒がまわって酔ってる脳髄
しばらく現実との区別がつかなかった
もうこうなったら知りうる限りの情報
とことん調べつくしてしゃぶりつくして
見つけられないのも覚悟の上で復路も無視して
飛行機のチケットを一枚ペイして行こうじゃないか
膨らむのは不安と疑心暗鬼の心
ヤバイナ だから今ぶち壊したい
あの笑顔想い出し ハレンチなる妄想
その感じるところを イジってる
こんなオレ死んでしまえ
鈍い動きで狂ってしまえ
じゃないと理性が消え入りそう
パソコンのメッセは今日もやっぱり無反応
しつこくメール送るのもなんだかなあ
いろいろと伝えたい事は山積みで
一番大事な事はただ一言だけだよ
見返りなんて求めてないけど 好きだよ
今更だけど それぐらいは言えばよかった
見つけられないのも覚悟の上で帰りも無視して
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