No.1569.VH

ある種猥雑とした僕と君のくちづけ

半世紀も前に去った

あなたが今くれたキスは

何を思うのだろうか


連綿と書き続けるトキの流れ

生きている我々は何処に辿り着くのだ

否辿り着かないのだろう

不老という名の地獄味わいながら


死に絶えたはずのぬめったまぐわい

今世紀最大の秘め事


どこにいるんだろうか

連綿と書き続けるトキの流れ

死んでいる我々は何処に辿り着くのだ

否辿り着かないのだろう

不死という証の地獄味わいながら

どこまでもはてなく

どこまでもとめどなく

どこまでもはてなく

どこまでもくるおしく

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る