No.1366.銅線と鉄線

焼き切れた銅線に蝕まれて

素肌がどこまでも焦げ付く


臭いが漂い

目もあけられないぐらい


表面とは裏腹に

絶対零度の中心

握りつぶせば粉々


擦り切れた鉄線にふれてしまい

ほとばしる灼熱の電撃


感覚がなくなり

声もあげられないぐらい


爆熱が相乗して

表現不可能な状態

立ち上がればバラバラ

銅線に焼かれ

鉄線に焦がされ

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