No.1352.赤い紙袋
すれ違った君は赤い紙袋を手に持ち
微かに何か囁いた
淋しさに潰れそうな
情けない僕は
ひとりぼっちで とけていった
太陽の焼き加減は
いい加減なもんで
黒ずんだのは左手だけ
微笑みの君は赤い紙袋を大事に
持ち帰っていったのか
悲しみにくれてばかり
ほどけないしがらみ
更にきつく締め上げてく
神経の過敏具合は
適当になっていて
痛み出したのは右ひじだけ
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