No.1294.炎の石

封じたはずのもやもや

いつしか目の前吹き荒び

知らずに蝕まれ

逼迫してゆく


無意識に感じる

耐え切れない葛藤


久しぶりに逢ったあなたは

少し大人びた気がした


この胸に刻み込まれた

炎の石はちょっと消えそうにない


忘れるべきの本心

抑える力もないのわかってて

無理して振る舞い

圧縮されてく


あきらかに発する

答えられない詰問


ほとんど言葉を交わす事もなく

さよならの挨拶も出来ずに


この胸に刻み込まれた

炎の石はちょっと消えそうにない

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