No.1223.残酷な春背徳の冬

数字と記号の羅列が飛び交い

重なる事のないウインドウ

黄色の帯がオレンジに変われば さよなら


風の香りも今は寂しさを膨らます

天国への螺旋階段

踏み外して

残酷な春の手前

わめき散らしてもみえない


悠久の時を過ごしたとしても

むなしさだけが残るメロディ

赤色の声が 紫に聞こえれば 裏切り


花の優しさすらも儚さの旋律で

地獄への大きな門

吸い込まれて

背徳の冬の後ろ

泣き喚いても終わらない

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