No.1157.弱い溜息

強気のつもりでも弱い溜息

胸焦がすような炎はいらない

無口なままで 仄めかす


待ち時間がいくらあっても足りない

上に乗り上げ 抱きしめられる

帰る場所は一つもない

両手を掲げて今何思う


勝気のはずなのに弱い溜息

体切り裂く痛みを忘れたい

無言のままで 泣きたいよ


君の名前を呼んでも届きやしない

戻る所は何処にもない

うずくまってしまって疲れ果てた

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