No.1132.一粒の涙のかけら拾い上げ

汚れのない朝陽を浴びて

じゃれあう二人

優しく抱き合い

唇を重ねる


はじめてみた時

足の先から紅潮する音が聞こえた

一粒の涙のかけら拾い上げ

君と僕 微笑みを交わした


温もりの残る部屋を後にして

歩き出す恋人

指と指をからませ

瞳が輝く


今でも忘れない

寄り添って眺めた函館の夜景

一粒の涙のかけら拾い上げ

君と僕 微笑みを交わした

君と僕 微笑みを交わした

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る