No.1047.負

赤裸々に語られたメロドラマ

流し込むよに聞きほれて

気付けば午前三時


欲と肉におぼれ

夕闇を軽蔑し


持ちかけられたのは滅の日々

瞳の奥に宿るのは負そのもの


ばらばらに引き裂かれたトリニトロン

わかりえないのに知った風

眠れば泣き崩れ


情と哀にしばられ

泥沼を体感し


からめとられたのは苦悶の愛

瞳の奥に宿るのは負そのもの

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