No.1024.凍えた無機質な天使

はちきれそうな程に目を見開いて

いつまでも凝視していた

鉛色の感触に鳥肌をたて

ありもしない虚構に怯え


蛇ににらまれた蛙

黒い光に包まれ震える

凍えた無機質な天使


裂き切り刻まれた魂の輪廻

果てしなく繰り返されて

腹立ちまみれにどこまでも侵した


知るわけもない真実にもだえ

蛇ににらまれた蛙

白い闇にさらされ怯える

凍えた無機質な天使

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る