No.712.温もりは忘れない

埃舞うホーム

咳き込んで 目が潤んだ


ついさっきまで 一緒にいたのが

嘘みたいに 静まりかえっている

君を乗せた列車は

もう はるか 遠く

肉眼では見えないけど 温もりは忘れない


何も言わなくても

不思議と同じ事想い

歩き出したり 窮屈だけど

とても暖かい それが愛というもの


なかなか 会える日は

見つからないけど

この手にいつまでも残る 温もりは忘れない

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