No.709.側にいれば誰でもいい

山のように積まれたインスタント食品

端からすこしずつくずしてく


血液の中は不満と脂肪の塊

沸騰してる脳味噌

いつもすっからかん


恋患いなんて戯言並べて

その実 寂しいだけ

本当は側にいれば誰でもいい


汚れた服で街をさまよい疲れた

性と金と肉の歓楽街で

何一つ見つけることもなくくたびれた


爆音奏でる心臓

動悸も激しいし

無口なふりして臆病な霊体

めちゃくちゃ むなしいだけ

本当は側にいれば誰でもいい

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