No.647.忘

突然の地鳴りに飛び起きて

目覚めりゃただの夢


散らかった部屋は 雑然としてて

空気が重苦しい


あの娘が誰に告ったとか

あいつが誰とやったとか


どーでもいい話題ばかり

転がりこんでくる 困ったものだ

一人でいるのが 当たり前で 忘れている ものばかり


漠然と霧の彼方に見えてる

うっすらとしたへんな色


ゆらゆらゆれている映像は ぼやけてて

肌さわりがいやらしい


あそこの味がおちただとか

どこそこの飯はうまいとか

たわいもない話題ばかり

転がりこんでくる 困ったものだ

一人でいるのが 当たり前で 忘れている ものばかり

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