No.533.星の一生

塵や 漂う残留物が いつしか集まりはじめる

いくつもの 連鎖と変化と結合を 繰り返してゆく

やがて ほのかに 白くささやきだす


中心が やがて燃え盛り

黄色から オレンジ 赤へ

想像を 絶する 熱源とかす

無限とも 思える 近づくものを融かしつづけ


永遠とも 思われる 時の流れの中 青く輝きだす


わずかに 鈍い光に 変わり続け

やがて 明滅がなくなる


一瞬のきらめきを 求めて

再生と崩壊を 繰り返す

大空の夜の星達にも 様々な 一生がある

大地も緑も大気も 有機物も無機物も

生命の根本となりて

始まりと終わりも 訪れる

数多の生物に 訪れる

星の一生も また 然り

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る