No.461.バッドスポット-no life people-

少し疲れた体で 一人とぼとぼさまよう

目に付いた店で 味も何もわからず 飲み続けている

気付けば 記憶もないまま 朝になってる

さみしさの部屋で 孤独に目覚めた


やけに頭が ずきずき 痛みまくりで具合も悪い

とんがった髪もいまいち びしっと決まらず

だらだらとやる気ゼロで 仕事にもならない

タバコすっても コーヒー飲んでも まったくもって ダメダメ

部下の娘達にゃ さげすまれ 上司にゃせめられ

まさに公私ともども 四面楚歌


それこそ 余計 無力 無気力 なんの感慨もわかない

しみったれた小言も愚痴も言えない


儚い偽善者もどき

走るどころか歩くことすら ままならない

刺激も楽しみも笑いも ままならない

ほころびた 冷めた バッドスポット

熟れすぎた 果物みたいな バッドスポット

紡ぎきれない 腐りきった バッドスポット

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