No.348.きまぐれCAT

ちょっと眠りに落ちては目覚める秋空夜空

二度寝出来ればいいのに なかなか寝付けない

銀色に錆びた月みながら 金色に寂びた言葉投げかける

狐にばかされたみたいに突然 この部屋から消えた君

今この狭い 世知辛い世の中

どこで何してるのかは知らないけど


夢の中まででてきて苦しめるのはやめてくれ

そのうちまた ひょっこりときまぐれな猫みたいに戻ってくるのか

にゃーにゃーいってる野良の方がまだ ましだよ

それでも この疼く体は その体欲している

悪夢のような出会い 繰り返して君に溺れて

薬にとりつかれたみたいなジャンキーの気分のまま

陰気な朝がまた始まるのだろうか


人口密集地帯のこの街のネオンは あいかわらず眩しい

幾千幾萬もの きまぐれCATはまた 蠢く

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