No.318.黒の雨

雨上がりの蒸し暑さの中 疲れた体あずけて

車が走りゆく 暗い道をゆっくりと

待っていると いった あなたに会う為

少しづつ 速度を あげて 笑顔を浮かべてるはず


傘を手に持ち歩く人達も恋をしているんだろう

誰かに恋をしているはず 僕のように


待たされる人の気持ちわかるから 少し急ごう

対向車の 明かりが まぶしく光る

あの時 キスをくれた あなたに会う為

この闇のトンネルを抜ければ 後もう少し

待ってくれているはず 笑顔で待ってくれているはず

あの時と同じように 微笑みかけてくれるはず


また降り始めた雨

夜に溶け込む 雨の中

君が待ってくれているはず 待っているはず

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