No.166.一人静かに

一人静かにいる事が 当り前だった

一匹狼の如く 他人に距離を置いて接する

それが当り前だった毎日

深入りしようとするものは 傷つけてしまい

そんなどーしよーもないものを

温かく包み込んでくれた君

一番大事な人のはずなのに

あの日一方的に 言葉のナイフで斬り付けて

消えたのに


一年ぶりの再会に 君は笑顔で話している

今でも二人はひとつであるかのように

揺れ動くのは僕

自分自身で 己を理解できず

ただ静かに 一人静かに

奥底に眠る一握りの

大事なことを 探してみよう

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