No.47.Good-bye
風に消え 大地に現れる 孤独の涙よ
灰とかした この体 二度と蘇る事はない
これじゃ 君の不死鳥にはなれない
空白の時間 見えなくなれば なる程に こぼれる
真実を知る事は 答えを探し求める事は 虚しさだけ
それ以外 何もなかった
恋が溢れる 腕から 瞳から それでも 溢れて
一人で空回りを始める 今から砕けてゆく
そして本当の 自分を知る 醜さを理解する
全てを忘れ 全てを捨て 燃え始める
あの夜空に映える 満月は まるで まるで
そう あの時の あの場所の 熱い思い
一方的に 勝手に それだけ
夜に溶け 昼に散蒔く 悲哀の傷さ
糟となった この魂 再び死ぬ事はない
それじゃ 僕は勇者になってない
軽薄な日々 去れば去る程に 離れる
現実を見つめるのは 空想を考えるより 稀
それ程に 生きてゆけない
愛が集まる 胸に額に いつまでも 集まり
ひとりでに散ってゆく そう散ってゆく
こうして 現実に引き戻される 全て帰り 傷ついてゆく
全てを考え 全てを憎み 燃え尽きる 塵になる
あの夜にうずまく 三日月は まるで まるで
そう あの時の あの場所の 冷めた別れ
過去を想い 未来を見つめゆく人々よ
この先に何がある 今 ここには何もない この先にもない
ただあるのは 空虚な世界と 途切れた思い
恋がつどう どんどんつどい
限界を切って 暴走を始める 君の見えない僕が
今でも愛してる だからこそ もう二度と
とても 弱いから あの新月にすら
負けてしまうから 愛しい人よ
この希望よ 光よ 君よ さようなら
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