超能力者は瞼を閉じる

作者

73

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★★ Very Good!!

ああ切ない。
故に、短編だけで終わって欲しくない。
誰もが経験した(ないし経験したかった)青春の一コマを、
するりと情景が脳内に入り込む文章力で描ききっている。
だからこそ、主人公に感情移入してしまう。
現実ならば、当然ここで終わってしまうそれだけの物語。
でも小説であれば、この続きが描かれてもいいじゃないか。共感させるだけさせて、あの切なさを思い出させておいて、ここで終わらせるのか。
そんなのあんまりですよ……。

いつか長編化される事を願って星2つ。

★★★ Excellent!!!

瞼を閉じたその瞬間は、希望であり、逃避であり、諦めにも似ている。

瞼を開けるその瞬間が、視界と共に今までとは違う世界になっていたらと願う希望、だけど決して世界は変わらないと知っているからこその、わずかな抵抗、現実逃避。

小さな世界にはそんなもので溢れてる。
だけどそうして人は大人になっていく。

雰囲気、情景が閉じた瞼の裏側に浮かびそうなほど、鮮やかな痛みと共に胸に迫る作品。
降り積もるその小さな一歩、一瞬は、きっと彼女を強くしてくれると信じています。