トマト

作者 琴那

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★★★ Excellent!!!

恐るべき作品。

私はこの謎が解けませんでした。もしやトマトは何かの象徴だったのか?
はたまたトマトこそが恐るべき存在だったのか? 謎は深まるばかりです。

登場人物の心理的描写が、面白くて何度も読み返してしまいました。

トマトがこんなにも興味深い存在だったとは初めて知った気分です。しばらくはトマトを見るとこの作品を思いだしてしまいそう。

★★ Very Good!!

トマトである。
全てはその一言に集約される。それ以外一切の修飾は無意味である。この物語はトマトである。
ほんの軽い気持ちで覗いた短編は、気が付くと私の脳裏をトマト色に染めていた。トマト色とは何だ? トマト色である。
トマト。
その他にいったいどんな表現があるのか。
文章の巧みさ、間の取り方、表現の技法、語るべきことは多いはずなのに、しかし出力される単語はトマトである。

是非とも皆、この作品を一読いただき、私と同じ気分を味わってもらいたい。
なんという極限状態!とどまることを知らないSF(少し不思議)!

ト マ ト