印刷屋さんのケット・シー

作者 越智屋ノマ (オチヤノマ)

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★★★ Excellent!!!

すごい作品に出会ってしまいました。
『お前に店を譲る。二代目経営者として、わしの印刷屋を継げ』
突然送りつけられた遺言状。そこから物語は始まります。
せっかく大学まで入ったのに……主人公は悩みます。
しかし、お店の前に着くと何とそこには……。

世界観、キャラ、ストーリー、全てをとっても見事です。
それぞれの思いが絡み合い、そして全ては一つに向かっていく。
そしてラストは……言いたい! でも言えない(ガイドラインに抵触するので!)

ただこれだけは言わせてください、
「あなたのそばにもきっとケット・シーはいる」
素晴らしい作品をありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

我が家にもケット・シーに来て欲しい。この温かく爽やかな読後感にいつまでも浸っていたい。
熟練工のような巧みな文章に誘われて、あっという間に読める、が、しかし丁寧に目を光らせて隅々まで推敲されたことが伺える秀作。
一つ一つの文章をじっくり練りながらも、全体を見事にまとめ上げる筆力に感服。
これを冒頭エピソードにして、ジブリでアニメ映画化してくれないかなと、本気で思う。

★★★ Excellent!!!

主を亡くした印刷屋を継ぐように、という遺言を受け取ったヨハンがかつての我が家であった家に行くと、一人の少女が店主の孫で二代目店主を名乗り、居座っていました。

ケット・シーという種族の義理堅さと恩義に報いようとするその心は美しく、心に優しさを灯してくれます。

うちにも来てくれないかなあ、ケット・シー。
そんな気にさせてくれる名作でした。

★★ Very Good!!

業界的に、ついついタイトルに惹かれて読んでしまいました。

非常にコンパクトにまとめられた作品ではありますが、故人も含めたキャラクター3名それぞれの「物語」に優しい気持ちになり、そして最後の「仕掛け」にニヤリとしてしまい。

いい読後感を味わわせてもらいました!