第76話 スーパー狼洗いタイム

猿轡と縄から解放された進太郎は、タイル張りの部屋の広めの浴槽の中

全裸でピンク色の湯に浸かっていた。


人狼達に舐め回された為である。


ザトウベック号は、浴場などが完備されており居住性が高かった。

ピンク色の湯は、特製の入浴剤で温泉と同様の効果が得られる。


「ふ~、これ宿とか要らなくね?」

乗せられた状態は悪いが乗ってみると居心地が良い。

地元の銭湯のような感覚である。


しかし、能力の封印は痛い何気なく使っていた力の便利さなどに気づかされる。

これが能力無しの人間かと、不安になるなか出入り口から声がする。


「で、殿下~♪私も護衛の為にお風呂をご一緒させていただきますわ~♪」

疲れつつも甘いサファイアの声がする。


妙な予感がしてガラッと出入り口の戸を開けると、ボロボロになりつつ

他の人狼メイド達を倒してその山にバスタオル一枚で立つサファイアがいた。

「・・・・・・絶対命令、全員完全に狼になれ!!纏めて面倒見てやる!!」


思いがけない進太郎の言葉にサファイアは泣きながら青い狼の姿になり

倒されたメイド達も続々と狼の姿で浴場へと入ってくる。


浴場に設置してあったブラシとシャンプーと洗面器を取りだす。

進太郎と狼達のスーパー犬洗い、もとい狼洗いタイムが始まった!!



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