第60話 避暑地へ行こう魔界だけど(笑)

一学期も終わり、ヘルグリム大使館では進太郎がダークマター風呂に

浸かってくつろいでいた。


「夏休みか、楽しみだな仲間を誘って遊びに行ったりしたいな。」

公務で夏込みの企業ブースへ行くとかは後の話だ、楽しまねば。


そんな彼が母親に呼び出されメイド達と執務室へ行くと、パソコン越しにメルティが

「1学期お疲れ様、夏休みだし本国のお家に帰って来てね♪」

と言う、それだけなら普通だ。


「進君には、イエティ族の住む雪山領にお出かけして貰いますから。」

と、母親がのたまう。


「・・・・・な、何故ですか母上!!」

夏に雪山って、時期外れもいいところである。


「進君のパワーアップの為です、イエティ族を新しいオトモモンスターに迎えて

風属性のモンスターコフィンをゲットしてバカンスも楽しんできてね♪」

お友達も誘っていいからと付け加えて通信が終わる。


「・・・・・・面倒な事になったな。」

とつぶやく、早速予定が狂った。


「では殿下、私達は旅支度をさせていただきます。」

メイド達が執務室を出て行く。


「さて、声を掛けるか。」

進太郎は仲間達へ電話を始めた。

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