第54話 修行開始

百婆に捕まった元気と進太郎、百婆はヒロフォンというヒーロー御用達の携帯電話

で次々に連絡を始めた。


「サミュエル!!あんたの所の生徒を二人夏休みまで預かるよ。」

まずは校長らしかった、特別講習だとか会話を聞く進太郎達。


次に元気と進太郎の親に連絡を入れて許可を取り付ける。

「さて、親と学校の許可は取ったよ。」

百婆が、二人に告げる。


「・・・・・・ご老人、あんた一体何者だ!?」

進太郎が驚く。

「何者?あたしはミセスハンドレッド、スーパーヒロインさ♪」

百婆がヒーローネームを名乗る。

「夏休みまであんたら二人はあたしが預かるよ。」


特別講習と言うことで、朝から夕方まで学校に行く変わりに百婆による

能力の制御の稽古を二人は受ける事になった。


生活の面倒までは見ないから、稽古後は家に帰れとのことでその日は開放された。


そして翌日、百婆の道場にて進太郎と元気はジャージ姿で座禅を組まされていた。


「あんた達は力はそれなりだがメンタルが弱い、己の心と向き合いな!!」


自身の力を制御するのは心、己の奥底の心の力を意識することで初めて

自分の心と体が一体となり自分の真なる力が引き出せるのだと説明される。


「ヒーローはまずはハートってのは、精神論だけじゃないんだよ。」

と、入学式の校長のスピーチを解説してくれる百婆。


説明を受けてから座禅を組み、それぞれの心に意識を向ける進太郎と元気。


それぞれの心の旅が始まる。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る