夏の激情編

第52話 梅雨の終わりの一休み

モルド姫が帰国したのと同時に梅雨も終わった7月。

食人屍鬼王国とガラガラ星人の連合は、地球では減った。

大使館の執務室では進太郎と勇一がネット通話をしていた。


星雲警察と、帝国で宇宙と魔界の双方から攻めているので

手が回らないのだろうと、東京の父上がネット電話から言う。


「本国が戦争してるなら、俺も行かねば駄目なのでは?」

普通に考えて一大事じゃん!!


「進君は、学校があるし日本を守ってとママからの厳命。」

穏やかに父が母からの命令を口頭で伝える。


「まあ、国家元首の勅命には従いますが心配はします。」

穏やかな顔をする父に告げる。


「夏休みには、帰ろう折角だから友達も遊びに連れておいで。」

父の言葉に首肯するが、何か起こるのだろうなと言う予感はした。


モルド姫の話から、自分の光を意識するようになった最近。

自分の出す闇の中に、キラッとするものが見えるようになった。


・・・・・・何かが起こりそうな、夏が始まろうとしていた。


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