第51話 送別会と決戦 後編

魔界宇宙群の者が開く、異次元をつなぐゲート。


その中は、コールタールの空が覆うコロッセオだった。

メイフェリアは闘技場内で待ち構えている。


メイフェリアの挑発に乗り、侵入したモルド姫を異変が襲う!!


「・・・・・・うっ!!」

悪寒と酔いがモルド姫を襲う、その程度で済んでいるのは彼女の

勇者としての特性ゆえである。


その隙をメイフェリアは逃さず、両腕を茨に変えてモルド姫を締め付ける!!


苦痛の叫びを上げ変身が解けるモルド姫、ゲートの中では魔界の住人は3倍の強さを発揮する。


馬ごと締め付けたモルド姫をメイフェリアが高く持ち上げた時、蝙蝠の群れが

モルド姫を縛る茨を断ち切った!!


「しっかりしろ、助けに来たぞ!!」

デーモンブリードに変身し、モルド姫とぬいぐるみサイズの馬を受け止める。


素早く、モンスターコフィンをセットしていき三メイドを召喚。

「フランは、お姫様を連れて帰れ。」

と命令、変身したフランが体を開きモルド姫と馬を収容しコフィンを

通じて人間界へ帰還する。


「おのれ、雑種のくせに!!」

新たに腕を生やしたメイフェリアが吼える、だがデーモンブリードは気にしない。


「引きずり込めば勝てると思ったか?同じ事はこっちもできる!!」

デーモンブリードにも当然、魔界の法則が適用される。


「・・・・・・断罪の時間だ、慈悲はないっ!!」

デーモンブリードが、アニーとメイを抱きしめると右腕が巨大な燃える狼。


左腕が緑色の巨大な猛魚を通り越して魚竜のような姿に大変身。


闘技場の観客席から、飛んで襲い繰るゾンビの群れを左腕を一閃させて

全てすり身にし右腕で焼き払う。


メイフェリアが、毒の花びらを撒き散らしても焼き払われる。


「雑種が死ねEEEEッ!!」

茨とゾンビが混ざったメイフェリアが襲い掛かる。


左腕の魚竜の口が氷のブレスを吐いて凍らせる。


そして止めが、右腕の狼の口で焼きながら丸かじり丸かじりする。


「この手応え、アバターか?・・・・・・だがこっちの勝ちだ。」

倒したメイフェリアは本体では無く、意識を移した分身だと見る。

本体は自分の国でゲーム感覚でやってるんだろう、迷惑だ。


両腕の魚竜と狼が勝利の叫びを上げるも空間が崩壊を始めたので

急いで場のエネルギーを使用してゲートを開き脱出した。


同時刻、人間界でもクラスメート達が何人かカビにまみれつつも

勝利を掴み取っていた。


ゲートから出て、仲間の所に戻ると


「「両手に花か!!」」

男子達が叫ぶ、何の事か気がついた時にはメイド二人が

元に戻って両サイドから抱きついていた。


「・・・・・・ヘルグリムさん、えっちです。」

モルド姫がつぶやく、子供の教育に悪いとは思う。


「相変わらず、メイド頼りね。」

かぱ子さん評価が痛い。


男子達のリア充を憎む視線と、魔王部でない女子の視線が痛い。


この後、マリポーサに戻りパーティの続きを皆で再開。


翌日、皆に見送られてモルド姫は船に乗り帰国の途に着いた。


そして、進太郎は「メイド好き」「おっぱい魔王」と不名誉な称号を

得た上にクラスメートからの好感度をダウンさせた。










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