第49話 姫の帰国

6月もそろそろ終わりと言う頃、相変わらず戦いつつ学生生活を過ごしていた

俺達に衝撃的なニュースが届いた。


「皆!!モル姫が帰国するらしいわよ!!」

新聞部の車さんの発言に、クラスの大半がこの世の終わりみたいな顔をした。


「・・・・・・・嘘だといってよ、フーミー!!」

佐藤君がどこかのアニメっぽく叫ぶ。


「え~、モルちゃん帰したくない~!!」

クラスのアイドル、道明寺桜もブーたれる。


「姫を守れ、イギリスと戦争だ!!」

物騒な事を言い出す。


「・・・・・・皆さん、お気持ちは嬉しいですけどごめんなさい。」

モルド姫が謝る。


「イギリスの王様、娘溺愛しすぎだからな。」

こまが、スマホで関連記事をぐぐる。


アーサー王、会議の中心で娘の名を叫ぶ


そんな記事が出てくる。

「・・・・・・本当に、パパがごめんなさい!!」

モルド姫、平謝りであるいい子だ。


「寂しくなりますね~」

アイリーンも寂しそうだ。


「貴方が学校を明るくしてくれたのにね、残念だわ。」

かぱ子も残念そうだ。


「いや、辛いのはお前らだけじゃ無くこの子もだろ?送別会して笑顔で送ろうぜ。」

進太郎が提案すると、魔王が良い事言ったと言われる。


「・・・・・・ヘル、お前やっぱり良い奴だよな♪」

元気が笑顔で進太郎の背を叩く。


「・・・・・・熱っ!!まあ戻りたければ好きな時に戻ればいいんだよ。」

進太郎がモルド姫の頭をなでる。


「・・・・・・へ、ヘルグリムさん!!ありがとうございます!!」

モルド姫が頬を赤く染める。


「そうだ、俺たちはいつでも歓迎するぞ!!」

クラスの男子達が声を揃えて叫ぶ。


「いつでも帰ってきてね!!」

女子も同じく叫ぶ、初めてクラスの心が一つに繋がった時であった。


結果、帰国の前日にしようと言う事になり港の近くの店が会場に決まった。


だが、この送別会がとんでもない事になるとはこの時点で誰も予想できなかった。




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