第43話 改めて歓迎

進太郎が校長とモルド姫をシバキ倒してから、一週間後。


学園はお祭り状態になっていた、花火が上がりレッドカーペットが

道路に敷かれて楽隊の伴奏付きで10歳ほどの少女が馬車に乗って

登校してきたのをきちんと制服を着た生徒全員で出迎える。


先週の騒動がイギリス本国に伝わり、楽隊やらお供の人達が緊急来日し

学園の修理やらをすませてから式典をするように学園側に要請した。


「教官はパーティーが嫌いだからね、娘の式典は僕が用意するよ♪」

サミュエル校長の元教え子、ある意味で進太郎達の先輩である

アーサー王がフランクにコメントを世界中に出した。


これに対して世論は『また、イギリスか!!』等と騒いでいるが

迷惑な話である。


モルド姫が魔法の力で変身したのが黄金の騎士である。


暴れ馬は彼女のマスコット兼侍従のヒンデンブルグ。


「姫が登校されるのに歓迎の式典も無いとは許せん!!」

というのが暴れた理由で、アーサー王当人も親バカぶりを発揮。


校庭にある台の上に学園の制服姿のモルド姫が立つ。

「改めまして、モルドと申します先日はヒンデンブルグがごめんなさい!!」

まずは謝罪から入る、本人はいい子である。

「皆さん、これから宜しくお願いします!!」

挨拶を終えると拍手が響きわたった。


こうして、姫にして勇者な少女が学園に受け入れられた。



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