第38話 光の勇者 闇の皇太子 後編

デーモンブリード対メイフェリアの戦いは新たな展開を見せていた。


メイフェリアが醜いゾンビの姿を現し頭上のゲートから、仲間を呼んだのだ。

その仲間が最悪だった、二足歩行するカミキリムシ人間の集団。


宇宙の嫌われ者、ガラガラ星人達の兵隊達だった。

「貴様、ガラガラ星人と手を組んだのか?」

メイフェリアに向けて叫ぶデーモンブリード。


「そうよ、あなたの国がこの星と組んだように私達も彼らと手を組んだの」

メイフェリアが嫌らしく笑う、いかなる方法かガラガラ星人は異次元の

悪の組織である食人屍鬼王国と手を結んだのだ。


襲い来るガラガラ星人の兵士達にデーモンブリードも、エネルギーを消費した為か

敵の剣の群れを斧で受け止めて防ぐが劣勢だ。


「・・・・・・闇のエネルギーが、足らないっ!!」

メイフェリアに放った必殺技で、エネルギーを消耗している。

切りかかってきた兵隊達を、斧を一閃し切り捨てた所で膝を着く。


次にゲートから降りて来たガラガラ星人の兵隊達は、今度は銃を撃ってきた!!


デーモンブリードのスーツは、かつて一度は地球を襲った魔王の遺体でできている。

銃弾ごときに破壊される事はないが、撃たれっ放しである。


いつもの仲間達と別行動したのが仇となった、彼らから交戦中の思念が届く。


攻勢に出たいが、時間が欲しい。


そんなピンチを打開するチャンスが、空からパカパカと蹄を鳴らしてやって来た。


「あれだな、やられてるのがデーモンブリードか。」


留学生のモルド姫である、敵が気づいて銃撃してくるも気にせず巨大な馬上槍

を取り出し空から猛スピードでランスチャージを敢行した!!


モルド姫の突撃は、それまで優位に立っていたガラガラ星人達をミンチにしながら

蹴散らしていった。


デーモンブリードは謎の助っ人に戸惑いつつも、ベルトの脇にある飾り。

モンスターコフィンの一つをはずして髑髏のバックルの口にセット。


「フラン、頼む!!」

と叫びスイッチを押すと三メイドの一人、フランがデーモンブリードの

目の前に顕現しデーモンブリードを抱きしめる。


抱き合った二人を虚空から出現した、紫色の棺が取り込み高速で回転する。


回転が止まり現れたのは、腕と脚と胴体が紫色の具足で覆われマッシヴに肥大化し

巨大な鎖鉄球を引きずるデーモンブリードだった。


この姿をフランブリードと呼ぶ。


「礼を言うぜ、騎士のお嬢さん。」

自分の前に立って守ってくれたモルド姫に礼を言う。


「気にするな、勇者の務めだ♪ そなた、まだ戦えるな?」

モルド姫が聞き返す。


「もちろんだ、手を貸してくれ。」

そう言って、モルド姫と拳をあわせる。


今ここに、闇の皇太子と光の勇者のタッグが組まれた!!








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