第36話 光の勇者 闇の皇太子 前編

時は過ぎて日曜日の朝、島の南方にある山の採石場。


久しぶりにデーモンブリードの姿に変身した進太郎が戦っていた。

「魔界のゲートが開いたと聞いて調査に来てみたらお前か!!」


宇宙と直接繋がったかの如き黒い穴の開いた空。


その真下に立つのは黒い傘を持ち青白い肌をした

金髪のゴスロリ少女が一人、少女が牙を見せる笑顔で笑う。


「あら?中学校の同級生になんて言い草かしらプリンス進太郎?」

少女がスカートのすそをつまんで一礼する。


「お前らを同級生とか思った事はない!!」

デーモンブリードがグリップとトリガーガードを繋ぐ様に蝙蝠の翼状の刃が付いた

拳銃を虚空から取り出す。


その名も『バックスガン』の引き金を引いて少女を撃った!!


放たれた魔力の塊の闇の弾丸は、少女が開いた傘に吸い込まれる。


だがダメージの全ては吸収できなかったのか、少女も吹き飛ばされて後ずさった。

「女性にいきなり銃撃なんて、それがあなたの正義なの?」


少女がまっとうな事を言って来るがデーモンブリードは怯まない。


「ヴィランで人食いアンデッドのお前に生存権はない!!」

少女を一喝しバックスガンを逆手に持つと蝙蝠状の刃が巨大化し処刑斧になる。


食人屍鬼王国しょくじんしきおうこくの王女!!貴様の存在自体が地球にも

うちの国にも断罪の対象だ!!」

デーモンブリードが叫び斧を振り、蝙蝠の形をとったエネルギー弾をぶっ放す!!


少女が再び傘で防ぐが、今度は爆発と共に傘が消滅する!!


「・・・・・・・何するのよ山羊頭!!お気に入りの傘だったのに!!」

少女が吼えて、口から黄緑色の液体を吹き出す!!


デーモンブリードが避けると液体が掛けられた地面が腐る!!

「・・・・・・心身ともに腐ってやがる!!」

マスクの下で苦みばしった顔をするデーモンブリード。


この二人に何があったか、簡単に言うと中学の同級生で不良と風紀委員長。


ただし、ヴィラン学校での不良と言うのは地球で言う所の正義のヒーローであり

ヴィラン学校の風紀委員長とは、悪逆非道の権化である。


食人屍鬼王国の王女、メイフェリアはヘルグリム帝国に侵攻し住民を虐殺した

怨敵とも呼べる間柄だった。


メイフェリアがいるというこ事は、食人屍鬼王国が地球侵攻に乗り出したのだ!!




















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