第28話 両親登場

ヴィラン達が暗躍しているなどつゆしらず、悠々と東京入りした進太郎一行。


魔界の列車を下りると、駅では一人の小さい山羊の角を生やした

金髪ショートで巨乳な16歳ほどの美少女と18歳くらいの眼鏡をかけた少年が一行を出迎える。


「・・・・・・ヘルグリム君の知り合い?」

かぱ子が疑問を口にする。


「進く~ん、お帰り~♪」

と、進太郎の名を呼び美少女が抱きつく。


「ひさしぶり、進太郎♪」

少年も微笑んで近づく。


「・・・・・・お久しぶりです、父上、母上。」

少年と少女に進太郎が答える。


「・・・・・・凄い若いな、ヘルグリム君のご両親。」

こまが感想を言う、30代過ぎのはずである。


「・・・・・・・家のお母さんも、若い外見だけど人間とは基準が違うのかしら?」

かぱ子が知識がないのに正解を言う。


進太郎の両親がかぱ子達に、一礼する。

「初めまして、ヘルグリム帝国皇帝。メルティ・赤星・ヘルグリムです。

皆さん、よろしくお願いします♪」

と、進太郎の母親、メルティが挨拶をする。


「初めまして、君達にはブレイブレッドこと勇一・赤星・ヘルグリムですといえば判りやすいかな?息子がお世話になってます。」

今度は父親の勇一が挨拶をする。


かぱ子やアイリーン、こまがそれぞれ挨拶を返す。

元気は、緊張して体から火炎を噴出しながら

「お久しぶりです、赤井・元気です!!」と挨拶をする。


それに対して勇一が

「大きくなったね、元気君♪ 豪君は元気かな?」

と元気の父親の名を言って優しく返すと元気は、首をヘッドバンギングで肯定する。


今度は、勇一の腕に抱きついたメルティが

「それでは、皆さんを東京のお家にご案内します♪」

と言いハートマークのオーラを撒き散らしつつ駅を出て、領事館へと

案内するのであった。












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