第26話 そして遠足が始まる

やってきた遠足当日、学校のグランドに全校生徒が整列していた。

全員制服の上にそれぞれの変身アイテムなどを身に付けている。


壇上にサミュエル校長が上がりスピーチをはじめる。

「諸君、この遠足は観光ではない!!これは実戦である!!」

と、開始から飛ばす校長。

「諸君の中からも、世界へと旅立つ人材が育つと確信している。」

と続けてから最後に

「今日がその一歩と思ってこの遠足でのミッション達成を目指せっ!!」

校長の、あまり長くないスピーチだけは生徒に好評だった。


まず初めに出立したのは進太郎達の1年A組からだった。


生徒達の半分は、船で本州を目指すべく山口県行きや愛媛県行き

の便に乗るべく港へと向かった。


もう半分は、自身の能力やメカで移動を目指した者達だ。

ロボットやスーパーマシン、召喚モンスターなどがド派手に飛び出していく

様は祭りのようだった。


そして、チーム魔王の面々はいつものごとくヘルグリム帝国大使館に集っていた。


「ヘルグリム帝国の領事館ってのが東京にあったのね、知らなかったわ。」

かぱ子が驚く。

「・・・・・・むしろ大使館は東京にあるものだろう?何故この島なんだ?」

こまが疑問を口にする。


「日本ヒーロー政府との条約締結の際に皇配殿下のご生家であるこの地を

大使館に東京には領事館を配置すると取り決めたのでございます。」

とメイが答える。


「進太郎様のお父上の勇一皇配殿下は、領事館でお仕事をされてますよ♪」

アニーが更に言う。


「・・・・・・領事館には連絡済み、向うも暮らしは快適を約束♪」

フランが親指をサムズアップする。


「快適なんですか~楽しみです~♪」

アイリーンは喜んでいる。

「ひゃっほぅ♪生の勇さんに会えるぜ♪」

元気が喜ぶ。


「元気は父上のファンだからな、自分のお父上よりも。」

元気の家に遊びに言った時を思い出す進太郎。


かくして、チーム魔王はヘルグリム帝国の魔界列車で東京を目指したのだった。

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