第16話 決戦は日曜日の朝 後編

安堵したのもつかの間、爆発と共に姿を現したのは真紅の軍服を身にまとい

槍で武装した二足歩行の巨大バラクーダだった。

「おのれ異世界の悪魔め、将軍バラクーダが相手だ!!」

将軍バラクーダの槍が、慌ててガードに構えたベークドパンプキンカイザー

の十字受けを崩しスリップダウンさせる。

その衝撃とセンターチェンジにより黄金のガントレットの追加武装は消え

通常のパンプキンカイザーに戻る。

機体内では、こまとアイリーンのエチケット袋を元気が完全に中身ごと燃やし尽くしたので精神的な大惨事は防がれた。

将軍バラクーダの追撃を、今度は十字受けの際に腕の山羊の角で絡めて

槍を弾き飛ばしつつ反撃にパンプキンカイザーは相手の膝裏にアリキックを

叩き付ける。

将軍バラクーダもアリキックを受けて転倒、両者グラウンド状態になる。

「今だ!!あいつの背中にのしかかって!!」

進太郎の叫びにこまが無言で頷いて、将軍バラクーダの腰に馬乗りさせる。

「将軍バラクーダ、地球侵略の罪により断罪する!!」

将軍バラクーダは逃れようとするが、パンプキンカイザーに腰の上に乗られていて

はあがく事しかできない。

だが、あがいた事が逆に将軍バラクーダの決定的な敗因となった。

「・・・・・・断罪の時間だ、ギルティクラッチ!!」

進太郎の叫びと共に、ボタンを押してもいないのにパンプキンカイザーは

将軍バラクーダの両手首を掴み両腕を首元で交差された常態にして

エビ反りに締め上げる。

変形型のキャメルクラッチに相当する技であるが、そこからパンプキンカイザーの上半身がドリルのように回転し将軍バラクーダの上半身を捻じ切った!!

・・・・・・すり身にされた将軍バラクーダの血肉が荒野を染め上げ

戦いは終わったのだった。

この様子は人間界でも放送されて賛否両論の嵐を巻き起こし、ネクロマーレとも戦いを続ける事になるのだがそれは後の話となる。

こうして、進太郎と仲間達の高校生活最初の1週間が幕を閉じたのだった。







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