第13話 ロボが来たりてコレジャナイ

魔界にあるヘルグリム帝国のプリンス、進太郎・赤星・ヘルグリム《しんたろう・あかぼし・へるぐりむ》父のような立派な変身ヒーローを目指し、父の故郷の日本に

進学の為やってきたはいいが入学初日にクラスメイトにぶっ飛ばされるは2日目には

新たな悪の組織が侵略してくるはで散々な目にあっていた。

そして3日目、ネクロマーレの侵攻はひとまず止まり戦況は膠着状態である。

ネクロマーレは、世界各地に出現したものの各地のヒーローやヴィランや怪獣と

死闘を繰り広げ迎撃されていた。

ヴィランも、自分達の食い扶持を取ろうとする輩には厳しいのだ。

この地球を舐めるなよ!!とばかりに地球側が優勢である様子が、ヘルグリム家

の居間のテレビで放送されていた。

「・・・・・・俺ら、戦わなくて良いんじゃね?」

白米の上にブラックスライムを、海苔の佃煮のようにかけて食う進太郎。

「そんなことはございません、殿下は我が国のご当地ヒーローなんですから。」

と、味噌汁のお替りを入れるメイがつぶやく。

ご当地ヒーローと言われると、急にローカル臭がしてきた。

「・・・・・・殿下は我が国の代表、ご当地ヒーローで間違ってない。」

フランがどんぶり飯を食いつつ答える。

「ロボのテストだと思って、バーンとやっつけちゃいましょう♪」

アニーは笑顔だ。

「いや、昨日その存在を聞かされてどんな物かも理解していないから。」

アニーに釘をさす、どうも家のメイド達はノリで動いている気がする。

メイが笑顔で言う。

3日目と4日目は、戦闘などはなく世間一般の学生のように座楽や実技の授業を受けたり仲間と食事をしたりと2日目までの出来事が嘘のように穏やかに過ごせた。

そして5日目、我が家に仲間達が集う。

「どんなロボなんだろうな?俺達、操縦訓練とかしてねーぞ?」

元気が大事な事を言う、俺なんかは存在自体知らなかった。

「元気様、ご心配には及びません。基本は人間界の戦隊ロボと同じでございます。」

メイが元気に言う。

「え?ということは、ゲーセンの戦ロボGOとおなじなんだ。」

戦ロボGO『戦隊ロボでGO』と言うヒーロー戦隊のロボット操縦シミュレーターを民生品に転用したゲームでゲームセンターでは人気作である。

学校と家と海岸しか知らなかった俺も、仲間達に誘われて遊んでみた。

「・・・・・・・戦ロボが遊べれば、操縦は問題なし。」

フランが頷きサムズアップ、ゲーム感覚で動かせるロボってどうよ?

と言うか、家のメイド達は何でそんなゲーム知ってるの?

「安心しろ、私は戦ロボでも世界大会で5位だ。」

こまが無い胸を張る。

「・・・・・・あんたは何で、遊びだけは天才なのよ!!」

かぱ子がこまに突っかかる、もうこの二人にもなれたな。

「いざとなれば、私が変身します♪」

アイリーンが微笑む、俺はこの人が一番不安です。

「それでは、ゲート展開しま~す♪」

アニーが叫ぶと、家の上の空だけがドス黒くなり渦を巻いた。

ドス黒い渦の中から現れたのは、巨大な白と黒の山羊型のメカ4匹に引かれた

縦横の幅が50m程の赤いハロウィンのカボチャだった。

山羊に引かれたカボチャと言うだけで、コレジャナイ!!と叫びたかった。

カボチャの馬車ならぬカボチャの山羊車は、空中に静止している。

「山羊とカボチャ、魔界のセンスね。」

かぱ子さんが引き気味の顔をしている。

「・・・・・・大丈夫、合体するとヒーローっぽくなる。」

フランが、大きい胸を張る。

「で、今日は乗れるのか?」

こまは逆に興味心身だった、もう鍋島さんとは呼ばない。

「カボチャが美味しそうです~♪」

アイリーンは、頭がポンコツだった。どんだけ腹ペコなの?

「お、あれに乗るのか~♪遊園地みたいで楽しそうじゃん♪」

元気は、心から楽しそうだ。その明るさがうらやましい。

「本日はパンプキンカイザーのお披露目のみでございます。」

メイがこまの疑問に答え、指を鳴らすとメカが消えて空が元に戻る。

「皆さん、ロボに乗っての決戦は日曜日ですよ~♪」

アニーが謎の発言をする、どうやら日曜は休めそうに無い。









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