第11話 合流と一時帰宅
進太郎の元に元気と、こま&かぱ子がやって来た。
全員変身は解けている。
「お疲れさん・・・・・・・うわ、首切ってる!!」
元気がワカメミイラの首なし死体を見て驚く。
「・・・・・・流石はヘルグリム帝国、容赦ない。」
と、こまがつぶやくとかぱ子は
「ヘルグリム君、もう少しヒーローらしくしなさいよ!!」
文句を言う。
「・・・・・・俺、頑張ってなんでダメだしされてるんだろう。」
進太郎は仲間の反応に、その場で体育すわりをして泣いた。
「・・・・・・・あ~、すねちまった悪い。」
元気が詫びたので、立ち上がり居住まいを正す。
「・・・・・・アイリーンがいないのは、あの銀の巨人だからか?」
と、疑問を口に出す。
「間違いなくアイリーンさんよ、加勢に行かないと!!」
かぱ子が沖を見て叫ぶと同時に元気が「あれ!!アイリーンだろ!!」
と空を見上げた叫ぶと、上空からアイリーンが変身した姿から人間サイズに戻りつつ落ちてくる。
「まずい、今行くぜ!!」
進太郎が背中から黒い闇の翼を生やして、ロケットのごとく飛び上がりアイリーンをお姫様抱っこでキャッチする。
だが、変身を解いた後のアイリーンの全身は聖なるエネルギーを発していており受け止めた進太郎の体に電気ショックのような痺れが襲う。
「うぎゃっ!!」
痺れにもだえ一瞬アイリーンごと急降下するも、鼻血を出しつつ持ち直し
着陸してアイリーンをかぱ子達に預ける。
「・・・・・・も、もう駄目だ。俺、家に帰る。」
鼻血をたらしながら気力と体力を使い果たし、気絶する進太郎。
「・・・・・・ヘル、よくやったお前男だぜ!!」
進太郎を受け止める元気。
「校長先生、状況は後で報告しますので私達早退させていただきます。」
かぱ子が携帯電話でサミュエル校長に連絡し直談判。
「こちらでも確認した、単位の履修認可と早退も許可する。」
電話に出た校長の許可を得て、元気が進太郎を背負いアイリーンはかぱ子が召喚した大亀に乗せて進太郎の家へと向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます