第8話後編 こまとかぱ子の妖怪大闘争

こまとかぱ子、二人が変身し終えるのを待っていたかのように更なるヘドロ戦闘員達がドロドロと二人を包囲しに掛かる。

「・・・・・・まったく、学生のうちは戦わなくてすむと思ってたのに。」

竹竿を上段に構えてこまがぼやく。

「私だって、高校入学二日目でこんな事になるとは主ってなかったわよ。」

かぱ子も頷き、土俵入りの構えを取る。

ボバン!!

戦闘員達が襲い掛かるのと同時に、こまの竹竿が火を噴いた!!

かぱ子も水流を纏ったぶちかましで綺麗な電車道を描き、戦闘員達を蹴散らした。

「ふふふふ、地上の者にしてはやるようだなっ小娘ども!!」

海から大声を上げて上陸してきたのは頭がクラゲで両手がウニの怪人だった。

「うわ、気持ち悪い!!」

怪人の姿にこまが嫌悪感をあらわにする。

「何よクラゲ頭、あんたなんかに負けないんだから!!妖怪召喚!!」

かぱ子が叫ぶと彼女の周りが光り、二匹の河童が現れる。

「お嬢の為に戦うぜ!!」

のこぎりのような歯を見せ叫ぶ河童はがんぎ小僧、そしてもう一匹はニヤニヤ笑う

つるっぱげなおっさんの顔から下は毛むくじゃらな化け物。

ひょうすべという九州の河童の仲間である、その笑顔を見ただけでもやばい出会ったら死ぬ系の妖怪である。

「日本の妖怪をなめんじゃないわよ!!」

かぱ子の啖呵を合図に、二匹の妖怪たちがクラゲ怪人に襲い掛かる。

だが、クラゲ怪人の触手が河童達を貫くと河童達は光の粒子となって消えてしまった。

「日本の妖怪とはこの程度か?貴様らの方こそ、このウニクラゲ様をなめるな!!」

ウニクラゲの触手が伸び、かぱ子の全身を絡め電流を流す。

ズババババッ!!

「いやあ‘‘あ‘‘っ!!」

電流にしびれ悶えるかぱ子、鎧の力で傷は浅いも崩れ落ちる。

「かぱ子っ!!」

戦闘員達を焼き殺したこまが叫ぶ。

「どうやら、残るはお前だけだな猫の小娘。」

ウニクラゲが触手をくねらせて笑う。

「・・・・・・・かぱ子は良い奴だった、お前だけは絶対に許さない!!」

かぱ子を倒されたこまが、叫びと共にベルトからカードを引く!!

「あぶらすまし、雷獣、出番だ!!」

現れた妖怪は蓑笠を着て杖を持った老人の妖怪と、電撃を纏った猫のような獣。

あぶらすましが、ウニクラゲに向けて口から炎を噴き雷獣が電撃を放つ!!

「ギャーーーッ!!」

炎に焼かれ電撃にしびれるウニクラゲ。

「とどめだ、化け猫暗殺!!」

こまが叫ぶと、突然彼女とウニクラゲが和室に瞬間移動する。

「な、何だここは!!」

うろたえるウニクラゲ、行灯の明かりのみ和室の障子の向こうには巨大な猫の影。

巨大な燃える猫の前足が、障子を突き破り、ウニクラゲを握りつぶす!!

元の空間に戻ったこまと、ウニクラゲ。

ウニクラゲは「ネクロマーレに栄光あれ!!」と叫び爆発した!!

「・・・・・・日本の妖怪が勝ったぞ、かぱ子♪」

変身を解き、倒れたかぱ子に寄り添うこま。

「もう、今日は疲れたから戦わない。」

こまは、残りの戦いを仲間に任せることにした。


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