第4話
そして私はといえば、ママとはまるでタイプが違ってて…
きっとパパ似なんだと思うけど、極めて地味で目立たないタイプ。
趣味はこれまた地味に読書と手芸全般。
特に編み物と、最近は羊毛フェルトにハマってる。
音楽は聞かないことはないけれど、そんなに大好きってわけでもないし、カラオケで歌うために流行りの歌をちょこっと聞く程度のもの。
だから、ママがシュバルツの人達と知り合ったって話を聞いた時も、私には全く関係ない話だと思ってた。
だって、ヴィジュアル系なんて、私とは全然違う世界の人達だし、なんか怖いって印象しかなかったもの。
だけど、ある時、同じ大学の手芸サークル仲間のさゆみがライブハウスに行ってみたいって言いだして…一人では心配だから着いてきてほしいって頼まれた。
さゆみとは普段から仲良くしてるし、そのくらいのことなら良いかって思ったんだけど、まさか、それがシュバルツのライブだったなんて…
当日になってそれを知った私は、焦って必死になっていやだって抵抗したんだけど、さゆみに無理に連れて行かれて…
まぁ、昨日はママはどうしても抜けられない仕事があってライブには行ってないし、私達が見てたのは一番後ろだったから、瑠威にはバレてないと思うんだけど…
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