勇者の系譜とやらに異世界転生した私ですが、そんな事など関係なくメイド喫茶で働いてます
秋月いろは
序章らしいです
私、裏賀田悠奈はその名の通り人生の大半を裏方として生きてきた気がする。
小学校の学芸会では皆が嫌がる小道具担当。
目立つのは嫌いで、放課後も一人で黙々と作業してた。
係は園芸や生き物係担当で、夏休みだというのに毎日学校へ来る始末。
先生やクラスメートには感謝されてたけど。
中学になってからは主に週番や副委員長を務めるようになった。
周囲の友達は大変じゃない?
って声を掛けてくれるけど、特に私自身は何も思わなかった。
人の役に立つのは嫌いじゃないし、
手間は掛かるルーチンワークも……うん、嫌いじゃない。
(こうした日々が続くのかな?)
これまでもそうだったし、きっとこれからもそうなのだろう。
枯れてると思われるかもしれないけど、私はどこか達観した想いで毎日を過ごしていた。
あの、放課後までは。
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