登場人物紹介②~ブランデンブルク辺境伯とその関係者

<ブランデンブルク辺境伯とその一族>


〇ブランデンブルク辺境伯(フリードリヒ二世)

ゲッツの元主君。聡明な君主だが、伊達男で少々金使いが荒いところがあるのが玉に瑕。

ランツフート継承戦争では、ミュンヘン陣営に参戦。

出奔したゲッツのことを今でも気にかけている。


〇ゾフィア・ヤギェロンカ

ポーランド国王カジミェシュ四世の娘。ブランデンブルク辺境伯の妃。夫との間に長男カジミール、次男ゲオルク、三男アルブレヒトを始めとする十七人の子供を授かった。

かつてマクシミリアン一世と婚約していたが破談となり、ブランデンブルク辺境伯と結婚したという過去がある。

国王の娘ということもあり、夫のブランデンブルク辺境伯に尊大な態度をとる。

下品なゲッツのことが大嫌い。


〇カジミール

ブランデンブルク辺境伯の長男。

父のブランデンブルク辺境伯とは折り合いが悪く、後年、父を幽閉する。

ドイツ農民戦争では、反乱軍の農民たちを無慈悲に殺戮したため、「血まみれの犬」と恐れられた。


〇ゲオルク

ブランデンブルク辺境伯の次男。

ゲッツのことを兄のように慕っている。

後年の宗教改革時代には、プロテスタントに寛大な態度を示して敬虔伯と呼ばれた。


〇アルブレヒト

ブランデンブルク辺境伯の三男。

ドイツ騎士団の総長。後に初代プロイセン公となる。

小説では名前だけしか出てこないが、歴史上かなり重要な人物。



<ブランデンブルク辺境伯の家臣たち>


〇パウルス・フォン・アプスベルク

ブランデンブルク辺境伯の傭兵隊長。

ゲッツは帝国自由都市ニュルンベルクとの戦いで彼の指揮下に入った。


〇ピオトル

ポーランド出身の騎士。ブランデンブルク辺境伯の妻・ゾフィアがポーランド出身のため、可愛がられている。

性格が悪く、ゲッツとたびたび喧嘩をする。

いつもニワトリの卵を溶いて髪の毛のお手入れをしている。


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