Take-47 映画『ヒックとドラゴン(How to Train Your Dragon)』(2010)は面白かったのか?
寒いっすね!
いよいよ冬本番って感じで、野良猫には厳しい季節となってまいりましたが、皆様インフルの予防接種などはお済みでしょーか? 3000円くらいでね、ちゃちゃっとね、やってくれますのでね、ウィルスをもってウィルスを制してみるのもよいかと。
なんてことを言ってますが、わしゃといえば 昨年打ってもらったのが実は初体験でした。病院で看護婦さんと、おっともとい、看護師さんと、こんなやりとりをしたのを覚えております。
「インフルエンザの予防接種ですねー? ではそちらに尻尾をたたんでおかけくださいね~。アレルギーとかありますか~?」
「ないでっす。花粉も人間アレルギーもないでっす♪」
(  ̄▽ ̄)
「はい、じゃあ~、肉球だしてくださいね~」
「に、肉球すか?! 肉球に打つんすか?!」
(; ゜Д゜)!
「やだぁ~、冗談に決まってるじゃないですか~」
「はー、びっくりしたぁ。勘弁してくださいよ、意外とココ、デリケートなんすから」
(;´Д`)
「痛いですよ」
「え?」
( ゜o゜)?
「ちょぉぉぉぉぉーーっとだけ痛いですよ」
「いやいやいや、その言い方、全然“ちょっと”じゃないみたいなんすけど、てかむしろ痛そうなんすけど!」
( ̄□ ̄;)!!
「まあ、有り体に言うと、けぇーーーっこう痛いです」
「そこまで痛いの~?!」
(;´Д`)
「痛いね……悪いけど。これは痛いよ」
「やめます」
(;゜∇゜)
「ううん、私たちもう引き返せないとこまできてるの。生き地獄ってやつを見せてあ・げ・る」
「やだぁ~! いやぁ~! やめてぇ~! おうちに帰る~!」
・゜・(つД`)・゜・
「はい、あまり毛を逆立てないでくださいね~間違って尻尾に刺しちゃうかもですよ~。刺しますよ~。刺すわよ~。ブスッといくわよ~。あ~楽し。フッ……フフ……フッフッフ」
チクッ…………
「んだよ、そこまで痛くねぇじゃねぇかよ!!!」
(# ゜Д゜)
と……まあ、半分は嘘ですが半分はちょっとホントです。そこまでビビらせる必要性があんのかよ?ってくらいでしたが、まあ、ナースと軽いMプレイを楽しめたかと思えば3000円も安いものです(そういう料金ではない)。
「来てるぞ」
「え、またナース?」
( ̄▽ ̄)♪
「ナースじゃねーよ!しかもけっこう喜んでんじゃねーかよ、おめぇ。またクレームが来てるっつってんだよ!」
「え~、またこのパターンかよ~」
Σ(´□`;) ガーン
「おまえもホント懲りないよな。今回はアンヘル様という方からだ。え~、なになに……『おう! コラ! ペイ公! 今日という今日はオレも我慢できへんぞ、ゴラ!』」
「ひぃぃぃぃ!」
((((;゜Д゜)))
「落ち着け! え~……『よく聞けや、オラ。あれは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の回じゃ! ペイ公、おま、あん時、ローズが“日系人”って白昼堂々と書いとったやろ? アホ抜かすな、ローズ・ティコ役のケリー・マリー・トランはなぁ、“ベトナム系アメリカ人”じゃ! なめとったらあかんど! くぉら』」
「ご、ご、ごめんなさぁ~~~~い」
(つД`)
「……おまえなぁ、いくらお気楽エッセイったって、下調べするとこはちゃんとしないとさ、ダメだろ。しかもだよ、おまえが好きだと豪語してる『スター・ウォーズ』の回でのミスだぞ。俺は情けないったらないよ」
「どうすればいい?」
(´;ω;`)
「これはアレだな。人権問題だな。いや、もはや人種差別問題だな。国連だ、国連。やばいよ~? 人種差別撤廃委員会CERDサードが乗り出してきてもおかしくねぇ問題だぜ?」
「わざとじゃないんだよぉ~。ちょっとした不注意だったんだよぉ~」
(´□`;)
「不注意で済みゃあアパルトヘイトはいらねぇんだよ。……てわけで、おまえ、罰として今年、クリスマス禁止な」
「そこ関係ねーだろ!」
(# ゜Д゜)
「クリスマスは部屋でローソク灯しながら、一人『楢山節考ならやまぶしこう』を鑑賞すること。食事ディナーは“福神漬けのモロヘイヤ和え”のみ」
「え~、そんなのやだよ~」
(´□`;)
「うるせぇ! 『キャンドル』と『雪』と『赤と緑のカラー』は与えてやってるだろーが! ありがたく思え!」
そういうわけですので、アンヘルさま。大事なお時間を使っていただいての訂正、わざわざ書き込んでいただき、ありがとうございました。何卒これからもよろしくお願いいたします」
m(__)m
── ペイザンヌ ──
(※毎度のことながらお手紙の内容は脚色してあります──感想欄に書き込まれた文章をご覧いただければわかる通り、アンヘル様はそんな暴言を口にするお方ではございません。誤解なきよう)
てなわけで、サイレントナイト・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド・ペイザンヌでございます。
私めはクリスマスを禁止となりましたが、皆様はハッピーな聖なる夜をお過ごしくださいませ。アーメン。おお、ジーザス、こんな不公平が許されるのか?(いや、許されるはずがない)
さて、まもなくシリーズ最新作三作目『ヒックとドラゴン/聖地への冒険』が劇場公開されます。
つい先日も『2』の方が地上波で放映されたばかり。
ならばこれから見てみようか──という方もおられるでしょーから、今回は急遽、一作目が公開された2010年、その当時に殴り書きしたメモを大急ぎで載っけてみました。
『ヒックとドラゴン』について、わしゃはこう思っておりました。てゆーかそんなことを自分でも思い出してしまいました。
▼ ▲ ▼ ▲ ▼ ▲ ▼
基本的にピクサーLOVEのわしゃではあるが、あまりの前評判の良さに負けて思わず観てしまった。イギリスの児童文学作家クレシッダ・コーウェルの同名の児童文学が原作。女性の作家さんですね。
結論からゆーと、
めっちゃおもろかった!
(;゜∇゜)
てっきりわしゃ、ドラゴンもお伽話のように言葉を話すのかと思ってたわけだが、本作ではドラゴンたちを完全に“獣”として扱ってるのね。それがまた良かったんだと思う。
舞台はバイキングたちの町。主人公ヒックは王の息子であるもののヒョロッとして少し頼りない。
時おり町を襲うドラゴンを倒すこと──それが勇敢なバイキングとしてのステータスであり、ドラゴンとは凶悪な“害獣”であると、ずっと教え込まれてきたヒック。
そんな時、偶然、「最も恐ろしい」と言われるドラゴンを撃ち落としてしまったヒックだったが……
どこで感動するかとゆーより、いちいちヒックの動向にうるうるしっぱなしになってしまった。
「敵を倒すためにはまず敵を知れ」とはよく言われるが「彼らは本当に敵なのか」という〈気づき〉にいつしかヒックは思い至る。
それは、大人や周りに「正しい」と言われてきた価値観が「本当に正しいのか?」と戸惑う少年時代を思い出させてくれたりもする。
むしろ中盤までがヒジョーに面白かっただけに、なんとなくアメリカ映画にありがちなクライマックスに落ち着いてしまったのがやや残念。
いっちゃん最後のラスボスですが、あれは何も考えずに無条件で勝手に「悪」にしちゃってええのか? などとも思ってしまったり
まあ、それでも、劣等感が人一倍強いわしゃにとって──また、そんなわしゃに似た気持ちの方にとっても──ヒックの味のあるキャラクターは、きっとほんの少しだけ勇気を与えてくれることには変わりにゃい。
パッケージで見るよかドラゴンたちがヒジョ~~~~に可愛いのは必見ですやね。
『可愛いは正義!』と言う方もおりますがわしゃにとっては、それと同じ気持ちで、
『面白いは正義!』であることも声を大にしてゆいたいですな。
( ̄▽ ̄)
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