• 私書店員、ラノベ担当。

  • 第6章 というか割とライトノベル以外のことも書いてますね
  • 雑誌について
  • ご購入は計画的に。

ご購入は計画的に。

 こんにちは。そもそもガチャで有り金を溶かせるほどの所得がないコミナトケイです。今すぐ5,000兆円欲しい。


 さて、そんな私個人の懐事情はどうでもいいとして。


 今回で雑誌編最後の更新となります。今回はガチャ同様、計画性が必要なものについてです。



 週刊◯◯、創刊号今なら199円――といったようなパートワーク、いわゆる「分冊百科」のCMを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

 


 イタリアの会社であるパートワークの最大手・デアゴスティーニ・ジャパンさん公式WEBサイトの「パートワークとは」というページには



“ある分野の本格的な知識やハウ・ツーを気軽にリーズナブルに学んでいただくために週刊や隔週刊形式で少しずつご紹介していくタイプの「楽習」方法です“



とあります。



 分冊百科と呼ばれるパートワークは、本来百科事典のように分厚くなってしまいがちの本格的な知識を多くの方に手にとってもらいやすくするために小分けするという理念ではじまった手法なのです。



 歴史や鉄道、神社、野球や相撲――エヴァやガンダムに至るまで、実にさまざまなテーマごとに発売される定期刊行の小冊子を指します。10号~20号冊子をまとめることのできる専用ファイルも合わせて発売されます。


 音楽の名盤、名作映画などのCDやDVDがついていたり、ラジコンのようなおもちゃがついていたり、お城や戦艦、車などのパーツを集めて組み立てていく大型のタイプもあり、実に多種多様なラインナップです。

 珍しいものですと、私のいた頃にはZippoライターがついてくるものもありましたね。


 このパートワークを扱う出版社さんは、有名なところですと先述の最大手デアゴスティーニさん、フランスのアシェットさん。

 日本企業では講談社さん、朝日新聞出版さんなどが精力的に出しておられます。

 

 集英社さんが少年ジャンプの漫画家さんをピックアップしていく『ジャンプ流!』なんてものもありますね。


 雑誌担当としてそういったものもドカンと並べていくわけですけれども、私的には一時『まんがの達人』が出ていたのが気になってました。

 

 少し前にはニコニコ動画で初音ミクなどを使ったVOCAROID音楽がブームになったこともあって、『ボカロPになりたい!』っていう直球なものもありましたね。定期購読している人いましたよ。


 私が思い入れ深いのは、雑誌担当の時代に創刊された朝日新聞出版さんの『マンガ日本史』ですかね。私は歴史分野が好きで、好きな漫画家さんたちが漫画を担当しておられたこともあったので個人としても毎号楽しく読ませていただいてました。


 2店目にいた時に新版もスタートし、懐かしさを覚えたものです。


 近年ではデアゴスティーニさんの『Robi』という2足歩行ロボットが大ヒットとなり、最初に販売開始したものが続いている段階で、再刊行版としてもう一度創刊号が大々的に売りに出されたほどです。このようなことはパートワークの種類は数あれど非常に珍しいと思います。



 書店の定期購読でかなりのウェイトを占めているのが、このパートワークです。


 デアゴスティーニさんの刊行物が発売される毎週火曜日は特に多く、しかも毎号組み立てたりするものですと商品の箱がものすごく大きかったりします。


 非常に長くなるシリーズであるということで、定期購読が前提となります。

 毎週安定した売り上げが見込めるので、書店さんの生命線の一つなのではないでしょうか?

 

 意外なほど定期購読の方がいらっしゃるのがこの種の雑誌であり、月の売上でもそこそこのウェイトを占めているはずです。



 ちなみにあれ、多くの場合は号数が非常に多いわけですけれど、基本的には一定程度巻数が出たら買い切りに移行します。つまり定期購読してくれる方にだけ出していく形ですね。

 

 十数号取ってくれるような方は「えー高いわ―」とか言いながらも基本最後まで継続する方々なのでその方々にだけ出していけばいい、みたいな形ですね。 


 なのである程度号数が出ると棚には並びません。


 取り置きを置くレジ裏の棚にしまうのですが、あまりもの数の多さにレジ裏の棚は毎回いっぱいで、棚の上にうず高く積んだり、それでも足りなければ空いているストック用の棚にしまったり、あまり取りに来られない方の分については店舗裏の事務所に持っていったり……と、毎日場所を作るのに四苦八苦していたものです(笑)



 なお、万が一キャンセルしたいというような方は早めに申し出たほうがよいと思います。

 

 毎週引き取るのがめんどくさいと思われるのか、かなり溜める方もいらっしゃるのですが、経験上書店に1~2ヶ月以上積むようになってこられますとかなりの高確率でキャンセルの危険信号ですね。


 お気持ちはわかりますが溜めてしまうなあと思った場合は一度定期購読を切ってみるのも手です。

 注文自体はあとでも問題なくできるので、やっぱり最後まで組み立てたい、再開したいと思えた時に再び取り寄せしてもらうということもできますからね。



 パートワークというのは、創刊号とかはものすごく安いですし、1冊あたりで考えればそこまで高いものではありませんが、その後完全に揃えようと思った時の合計金額はかなり値が張る趣味です。


 特に毎回パーツがついてて組み立てるものであったりした場合はなおさらです。


 専用バインダーなども買い揃えるとなると場所も取りますし、信じられないほど安い創刊号はともかくとして、通常価格へと移行して以降の号は計画的な購入をおすすめします。


 音楽や映画のコレクション、などといった場合は好きなところだけ取り寄せる、というのもまたひとつのあり方ではないでしょうか?


 とにかく無理をしない、ということが何より大切です。

 気持ちよく継続しましょう。

 

 無理だと思いましたら時には購読停止することも選択肢としてお考えください。


 書店さまの側としましても、確かに安定した収入となってくれるパートワークは頼みの綱ではあるとは思います。けれど、無理をしてお買上げいただいたとしても、それが他商品の販売機会損失となるのであれば本意ではないはずです。

 

 創刊号は手に取りやすいですからどんどん買っていくのも手です。ただし、そこから以後はどうかみなさまのお財布事情と相談して、どうか計画的な書店とのおつきあいを。


 

 今日は更新がかなり遅くなってしまいましたね。申し訳ありません。

 ちなみに本日はあと1時間後にも次の話が更新されますので、よろしければまたお読みくださいましたらさいわいでございます。それでは!

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