コミカライズはあくまでも……

 お久しぶりです。


 ずいぶん更新が空いてしまいました。早めに書くというのは……うごご

 おかげでちょくちょくフォローしてくださった人が減ってしまってますね……こんな私に期待してくださっているのに、大変申し訳無いです。


 休みの日が飛んでしまうことが連続したりといろいろありまして……なんて言い訳はしたらいけませんね。書籍化される方とそうでない私はこういうところで差がついたのかもしれませんし、もっとがんばらなくては。

 


 さて。私がこちらの更新をお休みしていた間に漫画原作コンテストの結果が出たようですね。全参加者様方大変にお疲れ様でした。


 ちょうどコミカライズということに焦点を当てて書こうと思ってましたから、ある意味でいいタイミングかもしれません。今回はライトノベルのコミカライズ作についての取り扱いについてひとつ書いてみようと思います。


 

 ライトノベルからのコミカライズ。これは人気作であるというひとつの指標となりえると共に、売り上げ次第ではそこからドラマCD、そしてアニメ化というメディアミックス展開のレールに乗る第1段階であるといえると思います。


 や、その前に原作ライトノベルの重版がかかったりというのが必要なのかもしれませんが……


 ともかく、漫画化されるということは多くのライトノベル作者、またそれを目指す方々のあこがれであるでしょう。


 最近では相野仁先生の『ネクストライフ』がコミカライズ決定でしたっけ?

 なろう発としては『無職転生』のコミカライズが順調と聞きます。中小だったうちにも少部数ながら入ってきてましたよ。


 

 話を進めましょうか。


 マンガ化されるということはかなり大きな効果があります。

 原作小説を読んでいない人でも買ってみて面白ければ原作も一気読みするか、というように、積極的なライトノベル読者でない層を巻き込むことができます。


 たとえば一時の『涼宮ハルヒ』シリーズなどは原作売り上げもすごかったですけれどコミカライズはもっと売れたように思います。私が最初にいた書店では新刊が数十冊積まれそれがすべてはけていたように記憶しています。


 実際のところマンガの市場はかなり大きく、書店の日々の売上でも大部分を占めます。良い悪いの問題ではなく、知名度が飛躍的に上がるのは間違いありません。



 コミカライズ版の売り上げがよかったからアニメ化まで漕ぎ着けた、という例でいうと、いまや一躍人気文芸作家となった七月隆文氏の通称『庶民サンプル』を挙げることができるでしょう。現在は講談社さんの傘下に入った一迅社さんのREXコミックス中で売り上げ最上位クラスだったのではないでしょうか。


 その他コミカライズのヒットにより元々高かった原作人気がさらに押し上げられたという例は『とある』シリーズなどがそうでしょう。

 スピンアウトコミックである『とある科学の超電磁砲レールガン』もアニメ化し原作に劣らぬヒットを飛ばしたのはみなさまの方がご存知でしょう。最近はアクセロリー……ごほんごほん一方通行アクセラレータさんが主役のコミカライズもありますね。

 


 小説が最初ではありませんが、竜騎士07氏の『ひぐらしのなく頃に』シリーズではコミカライズ元のスクウェア・エニックスさんがおそらく当時としては非常に珍しい手法を取りました。


 『ひぐらし』シリーズはストーリーが『鬼隠し編』や『目明し編』などいくつかの章に分かれていたのですが、その章ごとに別のマンガ家さんをあてることで商品点数を増やし大きく売上を伸ばすことに成功していた、と思います。


 その手法はカドカワさんにも受け継がれています。


 『ソードアート・オンライン』シリーズに『魔法科高校の劣等生』、『Re:ゼロから始める異世界生活』などが章ごとにコミカライズ担当が違うという豪華な展開手法が取られていますね。


 また前出の『とある』シリーズなどのようにいくつかの派生コミックが展開されることがあります。


 その代表はビッグガンガン(スクエニさん)とサンデーGX(小学館さん)の2誌でコミカライズされた『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』や、3誌コミカライズの『冴えない彼女ヒロインの育てかた』などですね。

 複数の出版社さんにコミックが分かれているのも珍しくはなく、『新妹魔王の契約者テスタメント』などもそうだったはず(ドラゴンエイジとヤングアニマル嵐)。


 『冴えカノ』といえば、最近一択彼女メインヒロイン加藤恵でしたっけ、なんかそんなアプリが発表されてましたね。かつて一大ブームを巻き起こしたラブプラスのアプリ版という風に考えていいのでしょうか、すごい時代になったものです。



 コミック担当でなかったのではっきりしたことはいえませんが、コミックについてはあまりラノベ原作とかはそれほど意識されていなかったように思います。


 ラノベが原作ですよ、と言っても「ああそうなん?」という返事がくる程度には、あくまでもマンガとして他のものと等しく取り扱われてました。アニメ化でもない限りは基本的にはコミックはコミック、原作ライトノベルは文庫売り場ないし大判本売り場というふうに分けられていましたね。


 

 ただしアニメ化となると話は別です。

 抱き合わせで売っていくためにコミック担当の方と積極的にタッグを組ませてもらって、アニメ化専用の棚に、コミックと原作ノベルを置かせていただく、というような展開はさせていただきました。


 それをもっとも強力に進められたのはおそらくは『GATE』でしょうか。コミックも含めればアルファポリスさんにかなり電話をかけましたからね(笑) 


 ただ、コミックとノベルにはどうしても売り上げにバラつきが出てしまいます。

 うまくやらないと、コミックかノベルどちらかが丸々なくなって、売り場がすっからかんになってしまった、などということも……。大きくスペースを取ってる分、減ってしまうと売り場がいっそう寂しくなりがちなのです……


 コミカライズ元の出版社さんが違うと、それぞれの会社の方針の違いや温度差がモロに出るのか片方入ってきたけれどもう片方はいつまでも入ってこない……というケースもあったりしましたね……(苦笑)

 


 また、これを言うとまたアレなんですけれど、その……やはりコミカライズというのは担当されているマンガ家さんによって売り上げが大きく左右されてたように思います。

 同じ作品シリーズであっても売り上げに差が出てしまってましたね。たとえばアニメ化があってどれも揃えなければならなくなったというような場合、市場原理というのは残酷で、露骨な差が出てしまうということもあったように思います。


 

 コミカライズは原作小説の入り口として非常に有用であり、これからもこの種のメディアミックスがなくなることはそうそう考えられないでしょう。

 かくいう私も前述の『庶民サンプル』などはコミックから入りましたから。

 なるべく原作とコミック両面で楽しませていただきたいと思いますけれど、手軽なのでついついコミックだけ読んで満足してしまうことも多々……ええ原作者のみなさますみません……



 コミックは絵で見せていかなければいけない分どうしても展開は小説と比べ遅くならざるを得ません。

 そのぶん小説形態ならば、早ければ数時間~一日でストーリーをすべて読破できます。それは小説という形態の強みであることは間違いありません。マンガを読むよりも想像力を働かせることもできますからね。


 それぞれの媒体のいいところを踏まえ違いを満喫してこそなのかもしれませんね。

 


 なお、アニメやマンガが逆に小説になるという形態(ノベライズ)もあります。

 少年ジャンプ原作コミックスの小説なんかがそうですね。

 カドカワさんの場合『機動戦士ガンダム』シリーズなんかはアニメからノベライズという形式を取りますね。ユニコーンという例外はありますけど。


 『ハルヒ』シリーズだとスピンアウトのコミックである『長門有希ちゃんの消失』がノベライズされたりとか。ノベライズ作家として下積みした作家さんが後に超有名になったりしますから、おもしろいものです。

 


 さてさてとりあえずは今回はこのへんとさせていただきましょう。

 次回こそ、次回こそは間を空けずにいきたいです……!

 ほかに色々と更新していきながらやってますけれど、あくまでも私のメインコンテンツはこちらですからね(笑)

 いっちょまえに思い悩みもしましたけども、代表作といえるものがひとつあるだけで十分に大きな強みであり、支えです。まずはここをきちんとして土台を築くのがベストなのでしょう。


 それでは。編集さんの前に読者さんに愛想をつかされない限りは。またお会いいたしましょう……!

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